盾と矛 2022 3 20

書名 超入門 デジタルセキュリティ
著者 中谷 昇  講談社+α新書

「SNS時代の情報戦略」
 デジタルセキュリティが盾ならば、
矛は、何になるか。
 それはSNSになるかもしれません。
では、SNSをどう使うか。
 策を弄するな。
共感を得よ。
 こうしたい。
こういうことに困っている。
 SNSを使って、
国際世論に訴える。
 今、ロシアのウクライナ侵攻が
大きなニュースになっています。
 ロシアのプーチン大統領は、
国際世論からすれば劣勢です。
 策を弄するあまり共感を得ていません。
政治家同士の駆け引きに夢中かもしれません。
これは20世紀の手法です。
 一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、
SNSを上手に使って国際世論に訴えています。
 いかに政治家に工作しても、
先進国は民主主義国なので、
政治家は世論を気にします。
 だから、世論の共感を得たほうが有利です。
ましてや国際世論を味方につければ、
大きな武器となるでしょう。
 プーチン大統領にも正義があったのでしょうが、
政治家同士の駆け引きに終始した結果、
ウクライナを侵略した政治家として
歴史の教科書に残るかもしれません。
 SNS時代の今は、
「策を弄するな。共感を得よ」です。
これが最大の武器です。
 セキュリティで守り切るには限界があります。
守ってばかりでは、いつかは負けます。
 SNSという武器を使って世界の共感を得る。
これが最大の武器となるとともに、
一種の防御になります。
 SNSが証明したことは、
ペンは剣より強いということです。






















































































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